「世界中を旅する教育者」を目指すクマのブログ

大好きな教育を多角的な視野で俯瞰し、日々関心を持ったことをブログにあげていきます。

人生は一度きりなんだからネ~

「人生は一度きりなんだからネ~、若いうちに何でもチャレンジしたほうがいいヨ~」

「そうですよね~」

 

ある日のバイト休憩中、一緒に働くフィリピン人のパート主婦さんとの何気ない会話の中で言われた言葉が、なんとなく頭の中に残っていた。

 

 

俺は教育を通じて人と接する仕事に就きたいと、高校生あたりから考えていた。親が教師でもあり、その仕事が身近に感じていたからかもしれない。部活動でキャプテンをしてきて、スポーツを通じて「教える」ことの楽しさを肌感覚で感じることができたからかもしれない。

 

まーいろいろあって、大学は教育学部に行こうと決意できた。

 

大学生活は、バドミントン尽くしで、楽しくて仕方がない。大学の部活動を通して色々な人に出会い、多くの経験の中で技術上達だけじゃない、大切なモノを学ぶことができている。

 

本当に大学で部活動を続けてよかったと思っている。

 

そんな部活動中心の学生生活の中で、学校外で俺が関心を寄せていたことが、アルバイト先での外国人との交流だった。

 

「外国から日本に来て勉強している留学生は、たぶんその国のお金持ちばかり!」

という自分の最初のイメージとは異なり、少なからず自分の周りにいる人達は全員、必死に日本語を学習したり、大学の勉強をしながら空いた時間で日本での生活費を稼ぐためにバイトも一生懸命頑張っている人たちだった。将来の夢を聞くと「自分の専門分野を極めて、母国、又は憧れの日本で活躍したい」と言う外国人がほとんどだった。そんな人たちと日々交流するのが楽しかった。(留学や、アルバイト先で出会ったたくさんの外国人の友達との交流は今もFacebookで続けている。)

 

「こんなに日本に憧れて勉強を頑張っている外国人を支える仕事に就きたい!」

と思うようになり、そこで日本語教師という存在を知り、魅力を感じていた。

 

しかし、「よーし、日本語教師に向けて一直線だ!」とはならず。というのも、日本語教師という職業自体の不安定さが目立っているからである。

 

非正規で雇われることがほとんどで、給料もとても安く、国際情勢の影響をとても受けやすいといった、マイナス面にどうしても目がいってしまい、俺の進路は本当にこれでいいんかな、、とモヤモヤした気持ちで学生生活を送っていた。

 

 

 

フィリピン人のパート主婦さんとの会話の数日後の夜

 

親友から急に電話がかかってきた。

 

 

 

中学の頃の友達が自宅で急死した知らせだった。

 

 

 

頭の中が真っ白になったまま、通夜に出席し、横で親友が泣き崩れているときも、まだ現実を

受け止めきれていなかった。

 

自分の夢を追いかけて、希望した職について一人前になって、彼女とも、ついこの前入籍をしたばっかで、幸せ真っ只中のあいつが、なんで、、

 

なんで、夢に向かって頑張っている人がこんなかたちで世を去らなくちゃならないんだ、、

 

それと同時に「自分はどうするのか」という問いが、頭の奥底から浮かんできた。

 

そしたら、大学後の進路なんかでモヤモヤしているのが恥ずかしくなった。

 

本当に自分が好きなことに価値を見出してそれにコミットするのが、その人なりの人生の彩りであって、周りに流されるものじゃない。

 

こんな単純で、尊敬できる人が言っていたり自己啓発系YouTuberが言ってそうなこと、何回も聞いてきたことの本質が分かった気がした。

 

 

日本語教師になりたい。語学教育を通じてたくさんの外国人に、日本の魅力を伝えたい。

 

 

これがおれの今の気持ち

 

 

これを読んでくれた方に伝えたいことがある。

 

不安になんかならなくていい

後悔なんかしなくていい

周りなんか気にしなくていい

 

ただ「いま」を自分らしく生きること。

 

自分の人生は自分でアートしていくものだ。

前を向いて、たくさんチャレンジしよう。

 

だって、人生は一度きりなんだから。